児童文学(小学校中学年〜)

くまのパディントン(マイケル・ボンド 作、松岡享子 訳、ペギー・フォートナム 絵)

こんなにかわいかったんだ、としみじみ考えながら読みました。子どもの頃も読んだはずのパディントン。そのころは、パディントンがしでかす失敗にハラハラドキドキしながら読んだ気がするのですが、今読み返してみると本当に可愛い、失敗なんて言えないよう…

コヨーテのはなし(リー・ペック作、ヴァージニア・リー・バートン絵、安藤紀子訳)

もともと長崎出版で一部のお話が出版されていたのを、すべて翻訳して徳間書店から再出版したという形のようです。 コヨーテのはなし アメリカ先住民のむかしばなし (児童書) 作者:リー・ペック 発売日: 2020/10/16 メディア: 単行本 もともとは1942年に出版…

モルモット オルガの物語(マイケル・ポンド 作、おおつかのりこ 訳、いたやさとし 絵)

たんぽぽをムシャムシャ食べているモルモットのオルガがとってもかわいい、小学生向けの本。 ペットショップにいたモルモットのオルガ・ダ・ポルガはつくり話をするのがじょうずで、自分の生い立ちやモルモットの歴史についてあることないことを語ってきかせ…

子犬たちのあした(ミーガン・リクス 作、尾高薫 訳)

地下鉄の構内で、さみしい瞳をしてこちらを見ているお母さん犬と子犬が心に残る想定の一冊。 子犬たちのあした: ロンドン大空襲 (児童書) 作者:リクス,ミーガン 発売日: 2019/01/19 メディア: 単行本 タイトルのとおり、第一次世界大戦が始まったころのイギ…

ねこと王さま(ニック・シャラット 作、市田泉 訳)

かっわいい! ちょっとおとぼけ風味なイラストが目を引く作品です。表紙だけではなく、中にもイラストがたくさん(ほとんどすべてのページにイラスト入り)。ほのぼのした感じが作品の持ち味をよく表していると思います。目も口も「ちょんちょん」のシンプル…

『戦火の馬』(マイケル・モーパーゴ 作、佐藤見果夢 訳)を読み返す

[著者]マイケル・モーパーゴ [訳者]佐藤見果夢 [テーマ]戦争、人と動物の交流 モーパーゴの作品を読んでいたら『戦火の馬』が読み返したくなりました。 戦火の馬 作者:マイケル モーパーゴ 発売日: 2011/12/01 メディア: ハードカバー 2011年(日本公…

映画化が楽しみな『ケンスケの王国』(マイケル・モーパーゴ 作、佐藤見果夢 訳)

[著者]マイケル・モーパーゴ [訳者]佐藤見果夢 [テーマ]冒険、成長、異文化との出会い マイケル・モーパーゴは特に戦争をテーマとした作品に定評があるイギリス人の児童文学作家。モーパーゴの作品は何冊も読んだのに、名作と名高いこちらは今まで手に…