イギリス

くまのパディントン(マイケル・ボンド 作、松岡享子 訳、ペギー・フォートナム 絵)

こんなにかわいかったんだ、としみじみ考えながら読みました。子どもの頃も読んだはずのパディントン。そのころは、パディントンがしでかす失敗にハラハラドキドキしながら読んだ気がするのですが、今読み返してみると本当に可愛い、失敗なんて言えないよう…

モルモット オルガの物語(マイケル・ポンド 作、おおつかのりこ 訳、いたやさとし 絵)

たんぽぽをムシャムシャ食べているモルモットのオルガがとってもかわいい、小学生向けの本。 ペットショップにいたモルモットのオルガ・ダ・ポルガはつくり話をするのがじょうずで、自分の生い立ちやモルモットの歴史についてあることないことを語ってきかせ…

ゴーストソング(スーザン・プライス 作、金原瑞人 訳)

ゴーストドラム、ゴーストソング、ゴーストダンスの三部作の二作目です。『ゴーストドラム』があまりに面白くて、あっという間に読み終えてしまい、急いで『ゴーストソング』も読みました。 ゴーストソング (ゴーストシリーズ 2) 作者:スーザン プライス 発…

弟の戦争(ロバート・ウェストール 作、原田勝 訳)

湾岸戦争が起こっていたとき、わたしは幼稚園か小学校に通っていました。まだ小さい子どもで、戦争の意味もよくわからなかったと記憶しています。ある日、突然テレビやラジオのニュースで、クウェートやイラクの様子が報道されるようになり、両親とバスに乗…

図書館にいたユニコーン(マイケル・モーパーゴ 作、おびかゆうこ 訳、ゲーリー・プライズ 絵)

またまた、モーパーゴです。そういえば、こんな戦争の話もあったな、あんなのもあったなと思い出して、色々再読していました。 こちらは「本」や「図書館」が出てくるので、特にお気に入りの一冊。 図書館にいたユニコーン (児童書) 作者:モーパーゴ,マイケ…

子犬たちのあした(ミーガン・リクス 作、尾高薫 訳)

地下鉄の構内で、さみしい瞳をしてこちらを見ているお母さん犬と子犬が心に残る想定の一冊。 子犬たちのあした: ロンドン大空襲 (児童書) 作者:リクス,ミーガン 発売日: 2019/01/19 メディア: 単行本 タイトルのとおり、第一次世界大戦が始まったころのイギ…

ねこと王さま(ニック・シャラット 作、市田泉 訳)

かっわいい! ちょっとおとぼけ風味なイラストが目を引く作品です。表紙だけではなく、中にもイラストがたくさん(ほとんどすべてのページにイラスト入り)。ほのぼのした感じが作品の持ち味をよく表していると思います。目も口も「ちょんちょん」のシンプル…

賢女ひきいる魔法の旅は(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 作、田中薫子 訳、佐竹美穂 絵)

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ、実は子どもの頃にはそんなに読んだことがありません。ちょうどファンタジーをあまり読まなくなって、大人向けの小説ばかり読むようになった頃に色々と翻訳されていたんだと思います。そんなわけで、大人になってから読んだフ…

『戦火の馬』(マイケル・モーパーゴ 作、佐藤見果夢 訳)を読み返す

[著者]マイケル・モーパーゴ [訳者]佐藤見果夢 [テーマ]戦争、人と動物の交流 モーパーゴの作品を読んでいたら『戦火の馬』が読み返したくなりました。 戦火の馬 作者:マイケル モーパーゴ 発売日: 2011/12/01 メディア: ハードカバー 2011年(日本公…

映画化が楽しみな『ケンスケの王国』(マイケル・モーパーゴ 作、佐藤見果夢 訳)

[著者]マイケル・モーパーゴ [訳者]佐藤見果夢 [テーマ]冒険、成長、異文化との出会い マイケル・モーパーゴは特に戦争をテーマとした作品に定評があるイギリス人の児童文学作家。モーパーゴの作品は何冊も読んだのに、名作と名高いこちらは今まで手に…